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最高級テキーラ、「カサノブレ」の秘密とは?

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テキーラは、常夏のリゾートなどでグイグイ飲むといった印象が強く、ウィスキーやブランデーに比べると、じっくりと味わうという意味では少し軽んじられているように思えます。

そこで今回は、そんなイメージを覆す最高級テキーラ、「Casa Noble(カサノブレ)」をご紹介しましょう。少量生産で知られるカサノブレ社は1700年代に創業し、年間約15万リットルのテキーラを製造しています。原料となるメキシコ原産のブルーアガベ(リュウゼツラン)は自社栽培しているそう。

カサノブレは、通常2回とされる蒸留プロセスを3回行っていますが、奥行きのある複雑な味わいにはもう1つの理由があります。それは、ブルーアガベの液汁の抽出方法。大手メーカーではオートクレーブと呼ばれる加圧釜を使って6~8時間で抽出しますが、カサノブレは石釜で約36時間かけてじっくり絞り出すのだとか。

さらに、テキーラを熟成する樽にも秘密が隠されています。2カ月以上~1年未満寝かせた「レポサド(Reposado)」と呼ばれるタイプには一般的にはバーボン樽が使われていますが、カサノブレではフレンチオークの新樽を使用することにより、よい風味が生まれるそう。熟成期間が最低1年以上と定められている「アニェホ(Anejo)」は同社では2年間、シングルバレル・アニェホにいたっては5年間も熟成させるといいます。

カサノブレは、環境にも徹底的に配慮した商品づくりを行っています。政府から国内2番目となる有機栽培企業の認定を受け、肥料や化学物質は一切使用しないほか、ブルーアガベの液汁も自然発酵させているとか。また、生産過程で出た産業廃棄物も自社の処理工場でリサイクルをしているそうです。

そんなカサノブレの品質は世界的にも高い評価を受けています。同社は国際的な酒類コンクールとして名高い「サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション」で、シルバーテキーラ(未熟成タイプ)としては初めてとなる最高位「ダブルゴールドメダル」を受賞。さらにメキシコのテキーラアカデミーからも、「ベストテキーラ」に選出されています。カサノブレのオーナーであるホセ・エルモシヨ氏は、「わが社の上質なテキーラは、マルガリータとしてではなく、ぜひ単体で飲んでみてほしいですね。素敵なグラスに注いで、素晴らしい味と香りを楽しんで下さい」と話しています。

では、カサノブレによるテキーラのラインナップをご紹介しましょう。あなた好みの味を探してみてくださいね。

クリスタル(シルバー)・テキーラ
ミネラル、白こしょう、赤トウガラシ、シナモン、熟れたマンゴー、花を思わせる風味。丸みのあるバランスの取れた味わいで、ブルーアガベを100パーセント使用した未熟成テキーラ。価格:40ドル(約3,200円)

レポサド・テキーラ
フレンチオーク樽で1年間熟成。バニラ、ホワイトチョコレート、砂糖とアーモンドをひいて練り合わせたマジパンのような香り。価格:50ドル(約4,000円)

アニェホ・テキーラ
こちらもフレンチオーク樽で2年間熟成した逸品。レポサドの風味にスパイスが加わった味わい。価格:60ドル(約4,800円)

シングルバレル・テキーラ
シングルバレル・アニェホは5年間、シングルバレル・レポサドは2年間熟成。特にアニェホは、ドライフルーツ、バタースカッチ・キャンディ、バニラ、ダークチョコレート、ブラウンスパイス、木をいぶしたような香りなど、複雑なアロマが楽しめます。価格はアニェホが100ドル(約8,000円)、レポサドは70ドル(約5,600円)です。

ギャラリー: Casa Noble Tequila

最高級テキーラ、「カサノブレ」の秘密とは? 元記事 Luxist Japan on Mon, 09 May 2011 04:00:00 EST. 見てください、私達の フィード使用用語集.

 

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