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世界遺産にも登録されている古代ローマのポンペイ遺跡から発掘された埋蔵品を展示する展覧会『Pompeii The Exhibit: Life and Death in the Shadow of Vesuvius』がニューヨークのディスカバリー・タイムズスクエアで開催されています。
西暦79年に起こったヴェスヴィオ山の大噴火によって消滅したことから、しばしば「悲劇の街」と呼ばれるポンペイ。多くの展示品の中でも注目を集めているのが、火山灰に埋もれてしまった人の痕跡に石膏を流して作った人形の数々（写真）。その生々しい姿は見る者に人生のはかなさを訴えかけてくるようです。さらに、噴火の様子を再現した映像が観られるシアターでは、映像に合わせて床が揺れるなどの仕掛けが施され、当時の様子を疑似体験できるそう。消滅から約2,000年の月日が経った今でも私たちがポンペイに引きつけられてしまうのは、この出来事が決して他人ごとではないと無意識に感じているからかもしれません。
しかし、悲劇はポンペイの歴史の一部にすぎず、大噴火が起こるまでは700年に亘り繁栄しワインやオリーブオイルなどの貿易が盛んな活気ある港町でした。展示されている調度品からは、古代の人々の豊かな暮らしぶりがうかがえます。また、当時の職人が高い技術を持っていたことを示すモザイク噴水（写真）も必見。この展覧会の主催はナポリ・ポンペイ考古学監督局で、9月5日まで開催されるということです。
ヴェスヴィオ山の大噴火とポンペイ遺跡を紹介する動画（英語）も併せてご覧ください。
古代ローマ文明を体感できるポンペイ展がニューヨークで開催中 元記事 Luxist Japan on Tue, 17 May 2011 00:30:00 EST. 見てください、私達の フィード使用用語集.