Quantcast
Channel: Luxist Japan
Viewing all articles
Browse latest Browse all 455

セイコーの技術と職人の技が集結した高級複雑時計

$
0
0

カテゴリー:



日本を代表する時計メーカーのセイコーが手がける高級ウォッチブランド「Credor(クレドール)」が高級複雑時計『ノード スプリングドライブ ミニッツリピーター』を発表しました。「スプリングドライブ」とはセイコー独自の駆動機構で、長年メカニカルウォッチの組立で培った技術と、クォーツウォッチなどの精密加工技術の融合により生まれました。

さらに、極めて高度な技術が要求される「ミニッツリピーター機構」を搭載。これは音で時刻を知らせる機構のことで、もともと電灯がない時代に暗闇で時刻を確認するために開発されたもの。その製造の難易度の高さから3大複雑機構のひとつとされています。セイコーは独自の解釈と独創性で、現代のミニッツリピーターを開発。従来のリピーターはケース横のレバーをスライドさせて鐘を鳴らす方法が一般的でしたが、使い方によっては故障の原因となってしまうのが難点でした。そこでセイコーは、8時の位置にあるボタンを押すだけというシンプルな設計に変更し、装置の安定性を高めたのだそう。

また、時刻を伝える鐘の鳴らし方にも変化を持たせました。通常は、時間を表す鐘、15分単位の鐘、分単位の鐘が順番に鳴ることで時刻を告げます(例えば、3時34分なら時間の鐘が3回、15分単位の鐘が2回、分単位の鐘が4回)。これに対しセイコーはわかりやすさを追求するため、15分単位ではなく、10分単位で音が鳴る「デシマル式報時方式」を採用。ちなみにこれも既存の方式ではあるものの、現在採用しているのはセイコーだけだそうです。鐘を鍛造したのは鍛冶師で明珍家第52代当主の明珍宗理(みょうちんむねみち)氏。代々伝わる技法により、透き通るような音色を実現しました。スプリングドライブの特徴である無音のスイープ運針(流れるように動く秒針)により、雑音が混ざることなく美しい鐘の音色を聞くことができます。

18金ピンクゴールドを使用したケースは外径48.2mm、厚さ14mm。ガラス素材は無反射コーティング付きのサファイアガラスで、バンドにはクロコダイルが使用されています。職人の手作業で磨き上げられたムーブメントは、表裏ともに内部が見える構造になっており、「スプリングドライブ キャリバー7R11」の手巻き式を搭載(巻き上げ持続時間は72時間)。ダイヤルにはパワーリザーブ表示機能も付いています。時間精度は平均月差±15秒とのこと。発売予定は12月下旬で価格は3,465万円です。

Ariel Adamsによる高級レビューサイトaBlogtoRead.comも併せてご覧ください。

セイコーの技術と職人の技が集結した高級複雑時計 元記事 Luxist Japan on Tue, 31 May 2011 00:10:00 EST. 見てください、私達の フィード使用用語集.

 

パーマリンク | お友達に紹介する | ブログリンク集/a> | コメント


Viewing all articles
Browse latest Browse all 455

Trending Articles