
ハリウッド・ルーズベルトホテルは、1927年の創業以来マリリン・モンローを始めとする数多くのハリウッドスターが宿泊し、第1回アカデミー賞が開催された場所としても知られています。そんな80年以上の歴史を誇るホテルが、改装費3,500万ドル(約28億円)とも言われる大規模な改装を終え、再びスポットライトを浴びています。今回は、新たにデザインされたカバナルーム(プールに面した客室)と、新しく誕生したユニークな施設をご紹介しましょう。
同ホテルは300室ある客室のうち60室がカバナルームになっており、画家デイヴィッド・ホックニーの水中壁画で有名な屋外プールを取り囲んでいます(写真)。室内は落ち着いた色合いの内装で、バスルームは大理石という豪華な造り。カバナルームの窓は格納式なので、開放感たっぷりな上、プールへの移動も簡単です。プライベート・パティオやバルコニーが付いた部屋もあるそうですよ。

リニューアルされたカバナルーム
スパニッシュ・コロニアルスタイルの歴史あるロビーを抜けると、新しくオープンしたレストランPublic Kitchen & Barへ続いて行きます。The Domaine Restaurant Groupを主宰する有名シェフ、ティム・グッデルが総料理長を務めており、朝食、ランチ、ディナーのすべてを利用できる上、深夜にはライブパフォーマンスも楽しめるのだとか。内装はLAのデザイン事務所Studio Collectiveによる設計で、オークやウォルナット材を利用した家具やレザーシートのブース席が素朴な雰囲気を醸し出しています。

天井のフレスコ画が美しいスパニッシュ・コロニアルスタイルのロビー

新しくオープンしたレストランPublic Kitchen & Bar
ロビーの上階にあるThe Spare Roomは「大人のためのゲームルーム」といった趣で、ヴィンテージスタイルのボーリングレーンが2本と特注のバックギャモン用テーブルが揃い、カクテルラウンジも備わっています。

ゲームが楽しめるThe Spare Room
そして最後は、昔のボードビル(演芸場)をイメージした劇場Beacher's Madhouseです。赤のベルベット・カーテンや鏡張りの通路など、ヨーロッパのミュージックホールを彷彿とさせる造りになっています。バーレスクダンサーや小人役者によるパフォーマンス、アニマルショーに曲芸など、毎回さまざまなショーが披露され、ショーの間に食事や飲み物も注文できるのだとか。ただし、今年9月からは会員制になることが決まっているそうです。

さまざまなショーが楽しめる劇場Beacher's Madhouse
現在はトンプソン・ホテルが経営するハリウッド・ルーズベルトホテルは、スターの手形で有名なグローマンズ・チャイニーズ・シアターや、有名人の名前入りプレートが埋め込まれた歩道ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームのすぐそばに位置し、観光客に最適のホテルです。新しく生まれ変わったハリウッド・ルーズベルトホテルにぜひ滞在してみては?
ハリウッドの老舗ホテル、28億円をかけた大改装後の魅力とは? 元記事 Luxist Japan on Mon, 06 Jun 2011 00:20:00 EST. 見てください、私達の フィード使用用語集.