カテゴリー: アパレル
行き届いた顧客サービスで人気を集める、アメリカのアパレルオンライン通販会社「ザッポス」。ニューヨークタイムズ紙は、ザッポス社の2011年秋の広告が、この夏話題を呼びそうだと伝えています。というのも、広告の中の女性モデルは、スクーターに乗ったり、ジョギングをしたり、タクシーを呼び止めていたりと、日常よく見る光景を演じているものの、驚くのは皆ほぼ全裸ということ。この広告は、ファッション誌「Lucky」「In Style」「COSMO」「Harper's BAZAAR」のアメリカ版8月号に掲載されました。
ザッポスを担当する広告代理店「Mullen」のクリエイティブ・ディレクター、ティム・ヴァッカリーノによると、「ザッポスは社風が独特なので、ありきたりの広告では彼らの特長を表現できなかった」とのこと。また、ザッポスのシニア・ブランド・マーケティング・マネージャーを務めるミシェル・トーマスは、「発想はごくシンプル。服を売るためには、"モデルに服を着せなくちゃ"と思わせたかった」と、語っています。
今回のザッポスの広告には、さまざまな体格のモデルが登場します。ヴァッカリーノディレクターは、「いろいろな女性の体型や曲線美を表現したかった」と解説。スクーターに乗っているティファニー・ペイン（写真）は特に小柄で、身長が150センチだそうです。 ちなみにこの広告は、スマートフォンで広告を読み取り映像にアクセスすると、広告に登場する裸のモデルに洋服を着せたり、利用者がその服を買ったりできるそう。
トーマスマネージャーは、「広告を出すにあたって、わいせつだという理由で当社から手を引くデザイナーもいたが、（女性カジュアル衣料を扱う）Lolëのナタリー・ビンダなどは、"パワーがあふれている"と賛同してくれた」と語っています。
ニューヨークタイムズは、「カルバン・クラインやアバクロもセクシーな広告を出して世間の注目を集めた」と伝えています。確かに、アパレルの小売業者が肌を露出したきわどい広告を出すのは、初めてのことではありません。高級ブランド品のディスカウント通販サイト「ブルーフライ」の広告（裸にハイヒール姿の女性がショルダーバックをかけ電車を待つ写真）も衝撃的でしたから...。
さて、ザッポスの個性的な広告、皆さんはどう思いますか？
米で騒然！ 通販会社の秋の広告は、"裸でスクーターに乗る女性"！？ 元記事 Luxist Japan on Thu, 14 Jul 2011 07:00:00 EST. 見てください、私達の フィード使用用語集.