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写真家のジェイソン・ベルが"ニューヨークのイギリス人"をテーマに撮影した写真を収録した書籍『An Englishman In New York(ニューヨークのイギリス人)』が出版されました。歌手のスティングや、雑誌『ヴォーグ』をヨーロッパ全体で統括する編集者のハーミッシュ・ボウルズ(写真)などの著名人から一般人まで、イギリス人でありながら、かつ典型的なニューヨーカーでもあるという人々の姿が収められています。これらの写真は4月17日まで、ロンドンのナショナル・ポートレート・ギャラリーでも展示されています。
撮影したベル氏自身もニューヨークに住むイギリス人。ちなみに、12万人ものイギリス人がニューヨーク市に住んでいるという事実に彼自身が驚いたことが撮影のきっかけになったのだそう。タクシー運転手や、警察官、建設作業員、潜水士、ヘリコプターのパイロット、シェフ、ショーダンサー、麻薬ディーラーや国連大使など、イギリス出身の様々な人々がベル氏の被写体となり、ニューヨークに定住した経緯について語っています。
ベル氏は、この写真集についてこう語っています。「私はスティングとセントラルパークへ散歩に出かけ、女優のケイト・ウインスレットの家の屋上のテラスでお茶をごちそうになり、小説家のゾーイ・へラーの家のポーチに座ったこともある。この街には文化的な生活に大きな影響を与えたイギリス人がこんなにもたくさんいることに驚いた。そして、彼らはなぜここに来たのか、また、何を後に残してきたのかという疑問を持ったことで、イギリス人であることの意味や、ニューヨーカーであることの意味、そして、その2つが交差するニューヨークという場所について、少し理解できるようになった」。
なお、ベル氏の書籍が4月1日にアメリカでも発売されるのを記念して、LVMH(モエ ヘネシー・ルイ ヴィトングループ)傘下で、紳士用雑貨も手がけるロンドンのシャツメーカー、トーマス・ピンクが3月24日、マンハッタンのマディソン街にあるフラッグシップストアでイベントを開催します。トーマス・ピンクの社長兼CEOを務める Jonathan Heilbron氏は、「トーマス・ピンクもまさに"An Englishman In New York(ニューヨークのイギリス人)"です。13年以上前にマディソン街にフラッグシップストアをオープンして以来、ニューヨークは第二の家となり、我々のブランドの主な市場にもなっています」と述べています。
ギャラリーではベル氏による写真をお楽しみください。
写真集『An Englishman In New York 』が発売 元記事 Luxist Japan on Thu, 10 Mar 2011 00:20:00 EST. 見てください、私達の フィード使用用語集.